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2011/01/10

第三回口頭弁論(2010/11/04)傍聴記 (Revised)

   

第3回口頭弁論(2010-11-4)傍聴記 revised by SlidBoom

一箇所、 語句の追加がありました(Slide6)ので、修正版を掲示します。(2011/4/2)

前回のものはこちらでした。

      前回ヴァージョン

    

以下は、スライドを書き起したものです。

◇今回裁判の概要

原告(柳沼教諭)側が争点を三つに整理しました。

  1. 国家賠償法の適用の可否
  2. 予見可能性の有無
  3. 化学物質暴露と発症の因果関係

以下、原告側が強く主張した 2. 予見可能性の有無について詳しく説明します。

(説明の補足に、当サイト掲載資料を用いました)

 

◇予見可能性をめぐる双方の主張

   被告(神奈川県)側 = 予見可能性を否定

   原告(柳沼教諭)側 = 予見可能性はきわめて明らか

予見可能性、すなわち事故の予見が可能であったかが争点になっています。

予見可能なのに未対処であれば、その責任が問われることになります。

■被告(神奈川県)側の主張 = 予見可能性を否定する

(事故当時)県内他校で同種の事故は未発生であった。

↓ 

(だから)予見できない

↓ 

(よって)初期対応が遅れた 

この事実は認める。しかし、予見不能な状況下で、適切と思える方策を講じた。

 

■原告(柳沼教諭)側の主張 = 予見可能性はきわめて明らかである

なぜなら、

  1. 他校に例がないというのは、理由にならない
  2. 容易に予見可能な状況であった
  3. 工事中から異臭を訴えていた
  4. 早期段階での換気工事指示があった

【理由2】 容易に予見可能な状況 とする根拠は

  • 大量のひび割れがあることはすでに全校周知であった。
  • 雨漏りが発生していた→貫通ひび割れがあることは明らかである。
  • 適切なひび割れ補修せずに有機溶剤(液体)を使用したのであるから、それの浸透は当然の結果である。   (←適切なという語句を追加しました)

    【理由3】 工事中の異臭の訴え

    • 教師によって異臭の訴えがなされていたこと 及び
    • 全校周知規模の多数のひび割れがあったこと

      以上から、有機溶剤の浸透・放散の可能性についてまったく思い至らないということはありえない。

    【理由4】 早期段階の換気工事指示

      2004/11/8 天井内換気用ダクトの設置指示が出された。

                 ↑

      この時点で、有機溶剤の浸透と放散を認識していたとするのが妥当であり

      すくなくとも、可能性の認識はあったと考えるのが自然である。

      被告側(県)の主張は合理性に欠けるといわざるを得ない。

     

    ◇設置指示前後の出来事

    20101104dekigoto

    (クリックすると大きな画像でごらんいただけます。プレゼンテーション内で、動画でごらんいただいたものの静止画像です)

     

    ◇残りの争点は

    1. 国家賠償法の適用の可否

    国賠法2条の設置および管理の瑕疵 

     『通常有すべき安全性の欠如』といえるか

     

    被告(神奈川県)側 = 安全性欠如は一時期であり、一部の教室に限られる = いえない

    原告(柳沼教諭)側 = 国賠法2条が安全性欠如で足りる。一部であることは責任否定の理由となりえない = いえる

     

    3. 化学物質暴露と発症の因果関係について

    原告(柳沼教諭)側より

       医学的専門家の協力が必須のため、次回以降改めて主張の予定。

     

    スライド制作 by ぷぅさん

     

    2011年初の裁判が三日後に迫りました。

    今回は午前中(10:00~)です。

    また法廷でお会いしましょう。

     

     

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